切手:アガベとテキーラ
テキーラはメキシコ・ハリスコ州テキーラ村で、リュウゼツラン竜舌蘭Agave azul tequilaから造られる蒸留酒。そのアガベとテキーラがデザインされている切手が、メキシコの主要輸出産物の一つとして1978年発行されている。
このテキーラ産業の文化・歴史を昨夜、NHKテレビ"探検ロマン世界遺産 情熱の酒・テキーラの故郷”にて、放映していました。
テキーラ村は”リュウゼツラン景観とテキーラの伝統的産業施設群 Agave Landscape and Ancient Industrial Facilities of Tequila”として2006年世界文化遺産に指定されているのですね。テレビによると、8年物のリュウゼツランの葉を専用の刃物コアで切り落とし、茎部分ピニヤを原材料としている。ピニアの芯にはデンプンが多量含まれていて、これを半分に切って蒸して糖化した後、発酵、ついで蒸留して造るようだ。 テイーラ村では、熟成度の違いで250種ほどのテキーラがある。
大農園アシエンダの敷地内に労働者の長屋を完備して、アガベの栽培からお酒まで造っていたとのこと。メキシコ農業(農地)改革により、今ではエラドール社のようなテキーラ産業施設群もすくなくなったようだ。添付の切手は農業(農地)改革50年記念切手(1960年発行)。エヒード(共同農場)でトラクターを運転する農民、読書している農民、赤い実をつけたウチワサボテン等がデザインされている。
なお大型リュウゼツラン(マゲイ)からはアステカ時代からのプルケ、その蒸留酒メスカルなども造られることを知りました。
多肉植物アガベの伝統的な文化を知り、大変勉強になりました。
*画像はクリックすると大きくなります。アガベなどの多肉植物の切手はページ左上の”多肉植物の切手帳”に収載しています。
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