アセンション島のウチワサボテン
先月(2009年9月)、南大西洋上の孤島アセンション島Ascension islandから発行された外来植物6種*1の切手にウチワサボテンOpuntia vulgarisが描かれていたことについて。
チャールズ・ダーウィンの親友、植物学者ジョセフ・ダルトン・フッカーJoseph Dalton Hookerは、南極探検からの帰路、1843年この島に立ち寄り、植樹の必要性を考えたのがウチワサボテン導入の発端だったようだ。
数年後、ウチワサボテンはセントヘレナ島などから持ち込まれたが、1974年には繁茂しすぎたウチワサボテン退治に蛾Cactoblastis cactorumが利用されている。
2年前、この島のCactoblastis cactorumの切手を紹介*2しましたが、その時の不明点が少しほぐれました。
なお、この島のウチワサボテンはグーグルアース上の位置 7 56'59.47''S 14 22'43.71''Wで、少し見ることが出来ます。
*1: 35p Blue Water Lily(Nymphaea capensis), 35p Rasberry(Rubus rosifolius), 40p Prickly Pear(Opuntia vulgaris), 50p Ascension Lily(Hippeastrum reginae), 65p Yellowboy(Tecoma stans), 90p Portraits of Joseph Dalton Hooker
*2: バックナンバー2007年12月26日記事参照
*画像はクリックすると拡大します。各種ウチワサボテンの切手については”サボテンの切手帳”にまとめております。興味ある方はどうぞ。このブログ内のキーワード検索は画面右下にあります。
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