サボテン・根ジラミ対策
室内のビニールハウスにあるサボテンの植替えを開始した。まだ、最低気温は低いのだが、サクラの開花宣言もあり、待ち切れず気になっていた株から始めた。悪い予感通り、根ジラミを発見。 成長が悪く、何回も用土を代えていたが思い通り生育せず、環境が変わってこじれたと妥協していたが、原因の1つは根ジラミであった。これからのため現在の対策状況をメモした。この成果は数ヵ月後にでるはずだ。
根ジラミがいた株に共通する点は、①春から夏にかけて、今までより成長が遅い、あるいは停止していた。②生育期に用土の乾燥が遅い。③肌の色に張りがない。④蕾が途中で落ちてしまう。⑤業者からの一括購入品がほとんどであった。
根ジラミは0.5~1mmの乳白色の蛆虫様形態。体は柔らかく、ピンセットで簡単につぶれる。虫眼鏡で見ると動きがわかる。①根元や径1mmほどの根についている。コロニーを作っているようだ。ロビビア属マイラナの場合、せいぜい10mm程に伸びた新根に整然と並んで吸いついていた。②周りの用土や根、あるいは鉢の内壁に白い粉が付着している。繭状の白い抜け殻?もあった。園芸本では深い記述少ない。この吸血鬼を根絶するため、さらに詳しい生態を知らなければならない。
根ジラミ(+)株は、新聞紙上で用土を落とし、強流水で根元をよく洗った。弱った根も当然、この段階で吹き飛ばした。根元の薄皮などもピンセットで剥してきれいにし、オルトラン1000倍液に10分間程浸透させた。再度、注意深く点検し、虫の有無をチェック。鉢を再使用する場合、熱湯消毒処理をした(プラスチック製名札は硬化し、変形するので注意)。まだ室内に取り込んでいるため、オルトラン散剤は暖かくなって屋外に置く時、撒く予定。また、伝染しないよう、鉢の置き方にも注意するつもり。
さて、今日は下を向いて、ミリ単位の細かい作業であった。写真はイタリア、カプリ島で見つけたサボテン様の樹木。瀟洒な坂道にある高級ホテルの庭先に、高さ10mほどにのびのび育っていた。
<追伸> その後、サボテンやメセン類の根ジラミには、ダイシストン粒剤へ切り替えました。この農薬はよく効き、根絶したようです。
« 緋翔竜が開花中(2) | トップページ | 赤紫花の胡蝶蘭 »
「サボテン・多肉植物」カテゴリの記事
- 恵比寿の秋 紅葉、黄葉、そして黄花(2024.10.09)
- サウンデルシー白馬城 咲きだす(2024.09.18)
- 真夏の恵比寿笑いの花(2024.08.12)
- パキポ エニグマチクムの葉脈(2024.07.16)
- グラキリスの実生、一月ほど(2024.07.13)
「サボテン病気」カテゴリの記事
- パキポディウムの新たな病気、褐色変!(2019.02.19)
- ダニ被害で、外に戻したパープレクサ(2018.08.24)
- 一大事! 古参・新天地に痣! 10代の思い出が・・・(2018.08.01)
- リトープスに黒いダニがいた!(2018.06.06)
- 粘着くん液剤を購入(2017.12.28)
コメント