本気論
日本の景気は穏やかな安定成長の軌道を維持しているらしい。しかし、日々、私の株式投資は、中国・イランだ、FRBだと振り回されております。またライブドアも含めて、最近の上場会社の不祥事をみると、如何に経営者の資質が重要であるかが今更ながら判ります。
それゆえ、株式投資は経営者と直接会って、その人柄を知ることも重要な判断の1つとなりますが、個人投資家にとってはそのような機会は少ない。そのため、最近は映像配信による決算説明会や社長インタビュー記事等で会社や業界動向、社長の器などを判断している。
さて、「本気論 フリーターから東証一部上場企業の社長になった男の成功法 齋藤正勝著」は証券会社のシステム管理会社の夜勤からカブドットコム証券を立ち上げるまでの、齋藤社長の仕事への取り組み方を述べたものです。現状打破への取り組み方は20-30歳代の人に参考になる。
ネット証券の立ち上げに際し、委託手数料だけの競争ではなく、システム(コールセンター、コンピューターシステム)の品質とコスト管理をビジネスモデルの中心として重要視していた。そのため、立ち上げに他社より遅れたが、逆指値やトレーリイングストップ、夜間取引市場PTS開設など次々と、独自なアイデアを提供していることも頷けた。なぜ、電話応対コンテストにこだわるのかも納得できた。カブコムは、現在、三菱東京UFJ銀行からTOBが進行中ですが、伊藤忠商事が大株主であった背景も判った。
普段、株取引にインターネットを利用しているが、この本でその業界についてチョコット知識が深くなったというべきか。これが現実の利益に結びつくとは思わないが・・・。 投資は自己責任で。
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