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ローザのサボテン切手

 ガウチョ、サボテン、牛、太陽を盛り込んでいる添付ブラジル切手(1978年10月23日発Aaabra1 行、Sc#1588)のデザインは平穏な南アメリカの牧場風景を描いたもののように見えたが、ちょっと変わっているなと思った。左余白にはポルトガル語でHOMENAGEM A GUIMARES ROSA-DIA DO LIVRO(ギマランエス・ローザに敬意を表して、本の日)と記載されていた。 なぜ、このデザインなのか。ギマランエス・ローザとは。

 Joan Guimaraes Rosa(1908-1967)はブラジル生まれで、医師、外交官、作家。 1956年に発表された代表作「筑摩世界文学大系83 大いなる奥地 ジョアン・ギマランエス・ローザ著 中川 敏訳」をこの機会に読んでみました。政府軍や野盗同士の覇権争い、正義・復讐、ロマンなどをブラジル北東部・奥地を這いずりまわりながら、お客人に語り聞かせるラテンアメリカ文学の大作でした。

 読後、この切手のデザインを振り返ると、裏切り者を追いつめる一情景”かんかん日が照りつけるススアラン砂漠の中のオアシス、野生に帰った牛、雨が降ると白い花の咲く、蛇に似た枝のある刺だらけのピロケレウス、ブリテイ椰子、青い牧草とリオパルド軍団”のように思えてしょうがない。

 久しぶりに大作を読んで、疲れたが、その結果デザインの意味がわかったような気がした。

*画像はクリックすると大きくなります。多肉植物やサボテンの切手についてはトップページ左上の切手帳に掲載。ココログ記事についてはカテゴリーの切手、多肉・サボテン”にまとめています。それぞれ興味のある方はどうぞ。

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