「サボテン幻想」の地を眺める
台風9号の進路に当るためサボテンや多肉植物、ランなどを取り込んだり、風雨対策をした。今日は一日中、読書だ。
空に大きく林立するサボテンの風景をいつも見たいと思っている。ソノーラ砂漠やアンデス地方がその期待にこたえる場所であろう。 図書館で「サボテン幻想CACTUS FANTASY、塚原琢哉著、毎日新聞社」を借りて、その雰囲気を味わっている。アルゼンチン・アンデス地方の厳しい高地砂漠に生きる巨大サボテンの写真集である。 力強いサボテンの雄姿、数十年の戦いの歴史を感じさせる白黒写真。
巨大柱サボテンは、現地名Cardonカルドン、英語名Giant cactus, 学名Trichocereus pasacanaで、高さ6m、樹齢100年以上のものもあるらしい。 1枚1枚、これでもかと、姿をさらしているサボテンに圧倒されてしまう。ゆっくり、時々眺めるくらいでないと、その主張の強さに参ってしまう。 反対に、黄金色に輝く刺、黄色い花畑とともに生きるサボテンのみずみずい春の姿も見たい気がしてくる。
撮影場所はウマワカHumahuaca,、サン・アントニオ・デ・ロス・ゴブレスSan Antonio de los Cobres、カチCachi近くのテインテイン砂漠TinTinなど。早速、この標高2500mの砂漠にグーグルアースで訪れてみた(s25 05'54.66" w66 05'07")。このサボテンの聖地はアルゼンチン国立公園Los Cardones National Parkとして保護されている。乾いた、厳しい環境は添付のグーグル画像でも判る。
アルゼンチンの柱サボテンのデザインしている切手については、ウマワカ渓谷を例に紹介(7月31日)したが、このTinTin砂漠に生きるサボテンとリャマの切手も発行されていた。整理出来次第、”サボテンの切手帳”に追加したい。
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