オーストラリア切手:スターツの花
オーストラリアの動植物は独自な進化を遂げ、魅力的な形態をとってますね。オーストラリア旅行に12月行ったとき、色々の花が咲いていましたが、勉強不足で花木の名前は全くわかりませんでした。そこで、ケアンズ空港で写真集や豪州の花切手を購入したり、帰国後、オーストラリアの花の本、例えば「オーストラリアの花 柳宋民 日本交通公社」、「花と出逢う100の物語 オーストラリア 阪急コミュニケーションズ」などを買って勉強する始末でした。
そのオーストラリアの花の中で、偉大な探検家チャールズ・スタートCharles Sturt(1795-1868)に因んでいる花について、興味があり調べてみました。代表的なものは以下の2種類です。
スターツ・デザート・ピーSturt's Desert Pea(clianthus formosus マメ科1年草)。南オーストラリア州の州花で、中央砂漠地帯の特産種。 茎は長く地を這い、径8cm程度の目立つ花を頂部につけていて、黒い目のある赤い特徴的な花はアボリジニの伝説では血の花といわれている。 このスターツ・デザート・ピーは国内でも購入できるようです。なお,この花の元の名は1688年オーストラリア北西部で発見した英国海賊・探検家ウイリアム・ダンピアWilliam Dampierに因んだWilldampia formosa。 彼の名前は街の名前ダンピアやクサトベラ科にダンピエラ属として残っています。
スターツ・デザート・ローズSturt's Desert Rose(Gossypium sturtianum アオイ科)はノーザンテリトリーの花。2mぐらいの潅木で、こちらも砂漠地帯に生え、7~9月フヨウに似た花を咲かせる。18c切手は赤茶色で示したノーザンテリトリーの自治政府(準州扱い)が1978年に設立された時の記念切手です。
なお、探検家チャールズ・スタートは1828年シドニーの干ばつ時、ニューサウスウェールズ州の水系となっているダーリング川、マラムビジー川、マレー川流域の探索や大陸中央部の内海を求めた探検(1844年)をしている。 このときの探検の様子は「恐るべき空白 死のオーストラリア縦断 アラン・ムーアヘッド 木下秀夫訳 早川書房」の第2章に記載されています(この本の詳細は6月3日記事、バークとウイルズの切手を参照)。
*オーストラリアの花や木などの植物や有袋類等の切手をマイフォトとして、トップ頁右上に掲載しております。上記本以外にAustralian National Botanic Gardensの切手情報も参考にしてます。興味のある方は覗いてください。
なお、切手はB級品ですので状態が悪いのはご勘弁ください。また中途半端な現状の知識にご容赦を!!。
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