サボ・象牙丸の花の咲く所
伊藤芳夫氏の古本「サボテン 栽培と知識 朝倉書店 950円 昭和29年」が、たまたま定価ぐらいで販売されていたので、即買いしました。この古書は定価の10~20倍ぐらいが相場なので、助かりました。
前回紹介しました「サボテンの知識と栽培法」から2年経った出版ですが、熱狂的なサボテン流行の時流にのり、写真も豊富な豪華本(406頁)となっています。サボテン各属の記述以外に、四季別の栽培法が156頁に亘って詳しく記述されています。なお、この本は伊藤氏の亡き妻の霊に捧げられています。お名前は私の亡母と同じ。
パラパラ見ていたら、コリファンタ属とテロカクタス属の花の咲く箇所の図を見つけた。コリファンタ属は瘤の上部の溝の中、テロカクタス属は刺座より咲き出すのですね。子吹きとおなじ場所ということか。
以前より象牙丸の花の咲く項部の綿毛の中はどうなっているか、興味を持っていました(カテゴリーのサボ・コリファンタ属参照)。 花と子房もこの綿毛の中で成長、熟成するので、瘤や刺はまだ十分に発達していないと思うが、この古本で疑問の一端は、なるほどと納得できた。 しかし、後日、いつも見ている「原色サボテン」の中に同様のペン画があることに気がついた。不覚。
*画像はクリックすると大きくなります。画像は、縮んている冬の安宅象牙丸。室内ビニール温室内の今年蒔いた実生苗は新刺発生中。
« リトープス実生苗の新芽 | トップページ | オーストラリア土産・ゼブラ石 »
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ケイリドプシスの花の秘密!を楽しむ(2022.04.26)
- 夏の赤花アルストニーの姿(2021.07.13)
- ナミビアのリトープス冊子(2020.12.26)
- ケイリドプシス ペクリアリス、寒くなって昨夜発芽(2020.10.18)
- コノ カルクルスの透明な薄皮(2020.07.25)
「サボテン・多肉植物」カテゴリの記事
- 恵比寿の秋 紅葉、黄葉、そして黄花(2024.10.09)
- サウンデルシー白馬城 咲きだす(2024.09.18)
- 真夏の恵比寿笑いの花(2024.08.12)
- パキポ エニグマチクムの葉脈(2024.07.16)
- グラキリスの実生、一月ほど(2024.07.13)
「サボ・コリファンタ属」カテゴリの記事
- 象牙丸の綿毛が盛り上がる(2019.07.28)
- 浮き出た象牙丸の花♪(2018.10.18)
- 粘着くん液剤を購入(2017.12.28)
- 花 季節の変わり目(2017.08.06)
- 久しぶりに象牙丸(2016.08.04)
コメント