切手:メロカクタスTurks Head Cactus
赤い花座が特徴的なメロカクタス属、1つは持っていたいサボテン。しかし、私の層雲はまだ1年生。
西インド諸島、40の小島(標高数m程)からなるタークス・カイコス諸島Turks & Caicos islands発行(1981年)のメロカクタスMelocactus intortus (彩雲)の切手シートを良く見たら、海辺に自生している様子が描かれていた。メロカクタス属は、好んで海岸地帯に自生し、メキシコから中央アメリカ、西インド諸島コロンビア、ブラジル、ベネズエラ、ペルーなど広範囲に分布しているようだ(引用「原色サボテン、伊藤芳夫著 集英社」)。
このタークス・カイコス諸島の切手に描かれた立派なメロカクタスはTurks Head Cactusと呼ばれていて、紋章(国旗、国章)にも描かれている象徴的なサボテンであることを知りました。
同じようにこの花座が長く伸びたTurks cap cactus(Turks Head Cactus)がデザインされた切手は他にも2種発行されていた。
1世紀前の1910-11年の発行切手は、長い花座が伸びた球形のメロカクタスだけをデザインしたものです。このことでもTurks Head Cactusが貴重だと言うことが判る。 この切手は「趣味のサボテン 奥 一著、鶴書房 昭和33年」で、”タークス・カイコス諸島ではメロカクタスを図案化して郵便切手に使用している”と言及したものであろう。また同著では”彩雲は大型で、原地では1mくらいになる”と記述されていた。どうりで立派な姿だ。
もう一枚のメロカクタスの切手は、経済が米国依存のためか、1967年発行切手を米国通貨に再発行(1d→1c、1969年)したものです。まだ花座ができていない彩雲も描かれている。
砂浜に自生しているメロカクタスの姿、見たいシーンです。また環境、気になります。
続き予定。
*画像はクリックすると大きくなります。タークス・カイコス諸島のグーグル・アース上の位置は21 48'16.30"N 71 45'39.79"Wです。 他のメロカクタス属のサボテン切手も”サボテンの切手帳”に掲示しております。興味ある方はどうぞ。なお、サボテンや多肉植物の切手に関する記事は新カテゴリー、切手・多肉、サボテンにまとめました。
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