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切手: マルタの紋章 ウチワサボテン

 シチリア島の南、淡路島の半分くらい、地中海の小島・マルタ共和国の国章は一時期(1975年~1988年)、団扇サボテンがデザインされていたと気がつきました。

 

Amaltalm2s  犬のマルチーズやマルタ会談で知られるマルタMaltaは1974年12月13日共和国となり、翌1975年7月11日に国章Coat of armsを制定しています。1976年1月28日に添付の紋章切手(マルタ共和国)を発行しました。

切手には、太陽とマルタ伝来の小船(Luzzu)、岸辺にシャベルとみつまたフォーク、右端に緑色のウチワサボテンが図案化されています。なお同じデザインの25セント硬貨も発行している。

 

 冬でも15度以上の暖かい地中海・マルタ島には、ウチワサボテン(Prickly pear,Opuntia ficus-indica)の実やそれから造る特産の赤いリキュール・バイトラ(Bajtra)やサボテンのジャムも売られている。

 グーグルアースのPanoramio写真でウチワサボテン探すと、マルタ島やゴゾGozo島の崖や畑で見つけることが出来た。

 なお、マルタの上記紋章切手の赤や黄色で彩色された木造漁船Luzzuの舳先には目が描かれています。しかし金色の小点が画像では黒霞になってしまった。スミマセン!! これはオシリスOsirisあるいはホルスHorusの目といわれ、フェニキア人による支配(今から2千数百年前)を反映した航海の魔よけ。

 マルタはPierrebraunia brauniorum やYavia cryptocarpa等、南米希少種のサボテン切手(2002年9月25日)も発行していますが、メキシコ同様に自生するウチワサボテンを図案化して国章に取り入れた背景をもっと知りたくなりました。

 これで、サボテンを紋章に取り入れた国は3国(メキシコ、タークス・カイコス諸島、マルタ)となりました。

*画像はクリックすると大きくなります。多肉植物、サボテンの切手についてはそれぞれの切手帳、ココログ記事についてはカテゴリー(切手、多肉・サボテン)にまとめています。サボテンを取り入れた紋章切手も紹介しています。ウチワサボテンについては"カテゴリー、サボ・オプンチア属”にまとめております。興味のある方はどうぞ。

 

<追記> マルタのサボテン研究家John Borgの切手はこちら。マルタ産ウチワサボテンの実の切手はこちら

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