メキシコのサボテン2番切手
サボテンの自生地といえばメキシコで、サボテンが描かれている2番目の切手について。
今回、サボテンが描かれている2番目に古いメキシコの切手に気がつきました。1895~98年発行の郵便集配人Letter Carrierがデザインされている切手(1c、2c、3c)です。鞄を背負い、長い杖を持ちながら野道を、腕まくりしながら歩く郵便配達の人がデザインされています。判りづらいのですが、右手の杖の脇には枝分かれした柱サボテンの一群が描かれています。ついでに、右足のところにじゃれている犬もいます。
メキシコの一番切手はメキシコ独立の父ミゲル・イダルゴMiguel Hidalgo(1751-1811)の肖像。次いでサボテンが描かれた最初の紋章切手Coat of Armsが1864年に発行されています。岩に生えたウチワサボテンに止まった鷲が蛇をくわえている構図です。この紋章切手のデザインは1899年以後、多数発行されています。
今回の2番目のサボテン切手はメキシコの郵便配達の様子を描いた一枚ですが、庶民が描かれた最初の切手でもあります。
もう110年年前に発行された切手にサボテン風景がデザインされていたことに新鮮な驚き。廻り廻って手元にあることの不思議。
*画像はクリックすると大きくなります。多肉植物、サボテンの切手についてはそれぞれの切手帳、ココログ記事についてはカテゴリー(切手、多肉・サボテン)にまとめています。興味のある方はどうぞ。
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