切手:砂漠と金鯱
サボテンといえば金鯱が、砂漠風景とともにデザインされているメキシコの切手について。
この切手は国連が定めた”砂漠と砂漠化に関する国際年(IYDD,International Year of Deserts and Desertfication)”にあわせて、2006年にメキシコから発行されたものです。
エキノカクタス属のサボテン・金鯱がデザインされた切手はメキシコ自体2枚目と思う。それ以外はモナコや北朝鮮ぐらいで、発行国数は以外に少ない。 しかし、いくら金鯱といっても、この砂漠と組み合わせたデザインは今一歩しっくりこない。
このことは、金鯱の自生地はメキシコ中央部のサンルイスポトシ州とイダルゴ州で、生育環境が異なることにもよっている。この生物相が貧弱な、切手の砂漠の場所はどこだろうか。
メキシコの砂漠と言えばメキシコ北部のチワワ砂漠。ここはWWF(世界自然保護基金)から200の保護地域は1つに選ばれているほど生態系が多様で固有種が多い地域であり、全サボテンの25%ほどの種類が生育している所らしい。 またトラフィックス(TRAFFIC、民間の野生生物取扱監視団体)の調査レポート(Prickly Trade Trade and Conservation of Chihuahuan Desert Cacti, 2003)によると、このチワワ砂漠の野生の貴重なサボテン達は違法な採取や販売で被害を受けていることを知りました。
自生している金鯱の環境が砂漠化の危機に面している? 砂漠のサボテンが絶滅の危機に瀕しているということ?
横道せずに、切手デザインは”砂漠といえばサボテン、サボテンといえば金鯱”と単純に考えた方が良い。
*画像はクリックすると大きくなります。金鯱や砂漠(ソノラ、ティンティン)の多肉植物、サボテンの切手についてはそれぞれの切手帳、ココログ記事についてはカテゴリー(切手、多肉・サボテン)にまとめています。興味のある方はどうぞ。
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