切手:タークス・カイコス諸島のメロカクタスと女王
タークス・カイコス諸島のメロカクタス属のサボテンTurks Head Cactusの切手について。ビクトリア女王やエリザベス2世と一緒の切手を見つけました。
ビクトリア女王(在位1837~1901年)とジョージ6世(在位1936~1952年)が描かれている切手は1848年バハマから直轄領となって100年の記念切手(1948年発行)です。両脇にサボテンTurks Head Cactus、中央に花の咲いた多肉植物(サイザルアサ?)と海亀が描かれています。
エリザベス2世とサボテンTurks Head Cactusについては、何枚も存在します。添付切手は1957年発行です。女王の姿は香港、フィジー、カナダなどの発行切手と同じですが、タークス・カイコス諸島の切手はサボテンTurks Head Cactusを従えています。
これで、タークス・カイコス諸島の象徴としてのサボテンTurks Head Cactusは、英国国王、ビクトリア女王(在1837-1901)、エドワード7世(在1901-1910)、ジョージ5世(在1910-1936)、ジョージ6世(在1936-1952)、エリザベス2世(在1952-)とともに切手として収まっている事が判りました。
「趣味のサボテン 奥一著 鶴書房」のメロカクタス属の項で、”タークス・カイコス諸島ではいろいろと図案化して郵便切手に使用しています”という記述を色々調べて、実際に確認することが出来ました。また、本の発行(昭和33年、1958年)以後も、サボテン・メロカクタスTurks Head Cactusは紋章や旗に取り入れられるなどして、同島のシンボルとしての存在を発揮してきていることがわかりました。
*タークス・カイコス諸島のサボテン、メロカクタス属のTurks Head Cactusの切手については、”カテゴリー、切手・多肉、サボテン”にまとめております。また各種サボテンの切手画像については”サボテンの切手帳”から見ることが出来ます。ご興味ある方はどうぞ。
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