下土狩駅の井上靖生誕100年記念碑
井上靖生誕100年記念碑が富士山の見える駅、JR御殿場線下土狩駅前(長泉町)に建てられた。写真に示したように腕を組む少年と碑文「はじまりは出会いに他ならない」が刻まれています。
自伝的小説”しろばんば”では洪作少年が豊橋の両親に会うため、おぬい婆さんと天城湯ヶ島から馬車で大仁まで行き、軽便(豆相)鉄道に乗って三島駅に行く記述があります。
当時、今の御殿場線が東海道本線であり、伊豆への玄関口が三島駅(現在の下土狩駅、明治31年から昭和9年)で、伊豆から都会への出発点でもあったことに因んでいるのだろう。
現在の下土狩駅は戦争でレールが供出されたため単線のローカル線駅となってひっそりしていますが、新幹線三島駅口からは直線道路で2~3分のところ。愛鷹山山麓のクレマチスの丘には井上靖文学館(長泉町)も建てられています。
湯ヶ島では井上靖生誕100年記念事業で”しろばんば”の碑なども建てられているようです。東名沼津ICから伊豆中央道を通ればあっという間の伊豆・湯ヶ島までの道を”しろばんば”を読み返しながらじっくり味わっております。
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