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栽培しやすく、花の美しいサボテン、貴宝青(ノトカクタス属)が仲間入りした。 枯らす、腐らせることが多かったので、初心者向けサボテンを選んでみた。
広い園芸店の隅の棚には、黄花の貴宝青、獅子王丸なども並んでいたが、オレンジの花色に惹かれた。
鉢つきの苗で420円。一寸高い。
萎びて刺だけが目立つサボテン鉢も多かったので、この分も上乗せされているのか?
ボンドで固められた化粧砂や用土(籾殻、バーミキュライト、粒状発泡スチロール等)が”むなしい”。
結局、私に拾われたような貴宝青ですが、早速、根と用土を点検して植え替えの準備をしました。
白い根の周りに畑土がついていたので、出荷前は地植えされて元気一杯だったのだ。
しかし、これからは小さい黒鉢の中で、赤玉、鹿沼土、矢作砂、軽石、バーミキュライト等の私製混合用土に馴染んで生長してもらわなくてはならない。
順調なら、1ヶ月後にオレンジ色の花が見られるかもしれない。
*サボテン、ノトカクタス属の花、栽培記録は”カテゴリー、サボ・ノトカクタス属”にまとめております。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると大きくなります。
<追記> 貴宝青の花はこちら。
樹木と同じように、サボテンの太い根を切る時、木工用ボンドや”つぎろう”などを塗ってから、植え替えることは”有”だと思うがどうか?
5月末のこの時期、サボテン達は花を咲かせ、元気良く生長しているのが通常。
しかし、吸水せず、張りのないサボテンも。根が腐って、発根していないようだ。
春先の根切り時、十分乾燥させたのに、この有様。どうにかならないのか?
色々サボテン栽培の本を読んでも、乾燥処理がほとんど。
しかし、乾燥した切口は却って水を吸収しやすく、雑菌が入って根腐れし易くなるのでは?と疑ってしまう。
以前、サボテン実生苗を植え付ける際、”太い主根を切り落とし、切り口に木工用ボンドを塗り、即植えつけて良好な結果を得ている”という栽培業者の記事を読んだことがあります。
桜やヒメシャラなど腐り易い木を剪定した場合、切口癒合・接木活着促進剤や”つぎろう”を切口に塗ると、切口面は樹脂で保護されるので、新鮮な状態のまま周りから癒合されます。
樹木と同じように、サボテンの太い根を切る時、木工用ボンドや”つぎろう”などを塗ってから、植え替えれば、腐らずに発根するのではないかと思う。
勿論、乾燥させてから塗れば安全だが。
さらに、胴切りにもどうだろうか?
私自身、サボテンでの経験はこれからですが、この方法は”有”でしょうか?
ギムノカリキウム属のサボテン、ペンタカンタ(ペンタカンサ、聖王丸)が2個目の子吹きをし、さらに花芽をつけてきました。
まだそれぞれ5mmほどしかないのですが、少しずつ大きくなってきています。
昨年、この段階で蕾が萎れてしまった反省から、今年は通風のよい場所に置いて栽培しています。
私の感じではペンタカンタは新天地や緋花玉と同じように、蒸した状態より、通風がよい環境が好きなようです。
やっと吸水もし、新刺も出始めました。
今が一番気がかり。
この段階を過ぎれば、今年こそ、花を見ることができる・・・かも。
*ペンタカンタの栽培記録は”カテゴリー、サボ・ギムノカリキウム属”にまとめております。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると大きくなります。
昨年種を蒔いたサボテンの実生苗(1年目)がこの頃、腐りだしている。
原因は水のやりすぎで、根腐れ。
新根が発生していないうちに、用土の乾燥しすぎを恐れて、水をあげてしまった。
数日後、根元が腐り、倒れて気がつくことが頻繁にある。
春から腐った実生苗は月世界、玉牡丹、王綾波、影清、金鯱、菫丸、天司丸、紅鳳丸など。
数が沢山ある縮玉は、今のところ被害は少ない。
昨年の今頃、紅鷹、層雲、象牙丸、黄裳丸などの幼苗(1年目)は元気に生長していた。
今回は冬から春先にかけての時期、実生苗の生長が十分でなく、更に細根が用土の乾燥しすぎで傷んでいたのが遠因。
実生苗専用の栽培環境が無い私のケースでは、季節が移り変わる頃(栽培環境が変わる時)が実生苗にとって一番ストレスが多いことが今更ながら判る。
サボテンの種まき、今年は自粛中。
*サボテンの実生栽培の記録は’カテゴリー、サボテン実生栽培”にまとめております。興味ある方はどうぞ。 画像は王綾波実生苗の赤腐れの状態。画像はクリックすると大きくなります。
昨日(25日)風雨が収まりだした昼前、沼津港で開催されている第36回水産祭・第24回海人祭にでかけた。
渋滞に巻き込まれたが、何とか千本浜公園駐車場に停めることができた。
もう海人祭会場のバザールは雑踏の中でのお買い物。水産祭会場の沼津魚市場「イーノ」などで、秋刀魚のひもの、蒲焼、あさりのつかみ取り、ほたて、キハダマグロなど購入した。イーノ会場は、ほとんどが売り切れ状態でしたが、キハダマグロのブロックは投売り状態のもの。
早く行って特売の鮮魚等を購入するか、遅く出かけて残り物を安く買い叩くか。
どちらも買い手にとっては幸せ。これから食事は魚主体。
なお、この日は”びゅうお”(沼津港)の無料開放日であった。大型展望水門だけあって、ここからの駿河湾、伊豆、箱根の山々、富士山の眺望は必見の価値有。昼食後、ここで休むと気分とお腹が落ち着きます。しかし、今日は残念ながら曇り空であった。
メセキノプシス属のサボテン花鏡丸(豊麗丸X輝鳳玉)がついに満開状態になりました。
陽が登るのに合わせて開花し始めました。
赤花豊麗丸と開花するタイミング、花の姿、色がほぼ同じ、ただし蕾の色は異なる。
ついに、「原色花サボテン 伊藤芳夫著 家の光協会刊 昭和57年」に掲載されている写真のように沢山咲かせることができました。
昭和38年、宇部常盤サボテンセンターに立ち寄られた皇太子ご夫妻(当時)は、咲き誇っていた花鏡丸に感嘆されたようです(「サボテン博士の歩いた道 伊藤芳夫著 四季出版」より)。
一株でもは華やか。花サボテンの交配改良種達が群開している姿は大変見事なものでしょう。
今年、その雰囲気を少し味わいました。
なお、前掲の花サボテンの本は伊藤氏76歳の時、出版されたものです。紅花団扇接ぎの手法とともに、作出した花サボテン美花種184種の色とりどりの綺麗な写真と簡潔明瞭な説明(特徴・花・注)を1種1頁毎に分類しておりました。注意書きは直接説明を受ける感じで大変興味を持ちました。ぶれない熱意に感服! 花サボテン栽培には必携の本。
*花鏡丸、豊麗丸等のサボテンの花、栽培記録は”カテゴリー、サボ・メセキノプシス属”にまとめております。興味ある方はどうぞ。
初夏、ビニールトンネル内のサボテン達は花が咲いたり、まだじっとしていたり色々です。うれしい気分と心配な気分が半々。そんな中、育成中の実生苗平鉢に径2cmほどの穴が突然3つ出現しました。
穴は象牙丸の株間に、5cmほど斜めに掘られています。崩れやすい粒状の用土をうまく掘り、余分な土は反対側に蹴散らしています。
トカゲ? 穴は深くないし、こんな暑いところではつくらないだろう。
ジガバチ? 土を飛ばすほどの力があるのか?
ヤマトハキリバチ? 物陰に掘るので場所や時期が違う。
暖かくなると色々な生き物が出没するようだ。
なお、写真のサボテンは安宅象牙丸の実生苗です。根腐れしたので春先、根切りしたものです。この頃やっと吸水し始め、体色も紫色から緑色になりだしました。
*象牙丸の花や栽培記録は”カテゴリー、サボ・コリファンタ属”にまとめております。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると大きくなります。
ハシラサボテンをフェンスとして利用している風景を、オランダ領アルバAruba発行の切手から見つけました。カリブ海にあるアルバ島の約18%を占めるArikok National Parkの一風景を描いたものです。
伝統的な白壁の農家(Cunucu Cas di Torto)を柱サボテンのフェンス(Trankera)が囲っている。サボテンフェンスの頂上には鳥が止まっていたり、外には野生化したヤギや団扇サボテン、花の咲いているアロエ等も描かれています。
このアルバ島には柱サボテンが自生しており、これを農業用フェンスとして活用したものです。切りそろえたサボテンを植えつければすぐ生え揃うということのようです。切手では物足りないという方は、グーグルアースで下記位置*1に飛んでみると、切手のような風景を眺めることが出来ます。隣のオランダ領アンティルのボネール島でもサボテンをフェンスとして利用していた*2。
サボテンを農業用フェンスとして利用することは、過去にパレスチナやオーストラリアでウチワサボテンの例がありました。柱サボテンや有刺多肉植物を梁、垣根として利用することは、形状から当然ありえます。
地方のなんら変哲も無い景色ですが、今では保存したい心の風景となり、切手にデザインされたのだろう。
*1) Cunucu Arikokの位置・・・ 12 30'28.09"N 69 56'528.41"W
*2) Bonaire島のサボテンフェンスの位置・・・ 12 14'09.55"N 68 19'01.63"W
*アルバや西インド諸島で発行されたサボテン切手は”サボテンの切手帳”にまとめております。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると大きくなります。
ギムノカリキウム属のサボテン、高見沢長強刺優型・海王丸に初めて白い花が咲きました。
花径は予想より小さかった(4cmほど)。
体力が無いうえに、四個の花芽が一斉に伸びだした結果かもしれない。
寒冷紗をかけたり、湿度にも注意していますが、まだ吸水もせず、稜はゴツゴツしてきました。
子サボもまだ生長を開始していません。
「サボテン&多肉植物 NHK趣味の園芸」の写真ような、ふっくら張りのある海王丸にしたいのです。
念願の花が咲いても、ちょっと心配
*海王丸の栽培記録は”カテゴリー、サボ・ギムノカリキウム属”にまとめております。興味ある方はどうぞ。
<追記5月27日>
花は4つ咲きました。しかし、株が動くので点検したら、3本の主根のうち1本のみ細根が発生しているだけで、残りは先端が真っ黒になっていた。結局、根切りし、乾燥後、再度植え替えることになった。
簡易ビニールトンネル内のサボテン、ノトカクタス属の青王丸とロビビア属のマイラナが同時に黄色い花を咲かせてきました。
サボテン種によって黄色い色合いが微妙に違っているので、飽きがきません。
青王丸はレモンiイエローの大きな花弁と紅色の柱頭との対比が特徴的。
マイラナの開花は今年2回目。全てが上品な黄色。子サボからも咲いています。咲き初めと翌日では花の色、花弁や雄しべの広がりが異なり、違う印象を受けます。
数日前に咲いていたロビオプシス属の芳金丸(黄花短毛丸)はすっきりした黄色でラッパ状の花。早春に咲いたフェロカクタス属の緋翔竜の花は金属光沢のある黄色で、長く開花していました。
ノトカクタス属のサボテンの花はたいていが黄色系ですが、紅小町や地久丸の蕾も少しずつ大きくなってきました。
どんな黄色の花弁に合えるのか楽しみです。と気分が元気になります。
*青王丸、マイラナ、芳金丸、緋翔竜の黄色い花やその栽培記録は、それそれのサボテン属のカテゴリーにまとめて投稿しています。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると大きくなります。
愛着あるサボテンが今年も根腐れで駄目になった。紅鷹、象牙丸、縮玉、黄裳丸、新花鏡丸、各種実生苗等とお別れし、心が痛む。このような悲しいことが無いように、もっと経験を積み、専門的な視点、技術を高めなければならないと常々思う。
しかし、サボテンの栽培、病気診断技術はサボテンブームの昭和30~40年代から進歩していないようだ(素人判断)。サボテン栽培本の発刊も最近、極めて少なく、ブーム当時の本が教科書として珍重されているくらいです。それゆえ、一旦病気にかかると素人愛好家は右往左往してしまう。
1個数百円程度のサボテンに対する費用対効果面では疑問がありますが、ペット並みに愛着のあるサボテン、多肉植物にも高度な先端培養・診断技術でもって、昭和のサボテンブームの知見から一歩づつ進歩しているといえる日を待っています。
<以下はあくまで余談> 余りに進歩しないので自戒をこめて。長文です。
さて、犬猫、子鳥等のペットより長生きするサボテンの病気を治す病院の整備や訪問介護をしてくれるサボテン医制度も進んでいない。また国内の素人栽培家は外国の最新技術や知見の恩恵を受けていないのが現状。
半世紀前の栽培ノウハウは参考とするものの、今は各種高度先端技術によって、貴重な皆さんのサボテンについて定期健康診断することが必要です。
そこで、以下のような診断技術を有する施設あるいは資料がありましたら教えてください。
1.皮膚分野:カイガラムシ、ワタムシ、すす病などは素人でもわかるし、農薬もホームセンターで購入できる。この目視による診断以外にサーモグラフィーにより表面温度を測定し、サボテン内部が変化しているか検討した報告書、部署。
2.化学分析分野:根は過湿によって腐る。また根ジラミが発生し、生長しなくなるケースも多い。根ジラミは浸透性殺虫剤オルトラン顆粒やダイシストン粒剤などを一斉散布すれば素人でも対処できる。しかし、生育にも影響するかもしれない農薬を蒔くのも一寸心配。そこで用土をサンプリングして、根ジラミが出す揮発性ガスをGCMSMSで分析する機関。鉢をひっくり返すこともせず、根ジラミの有無を調べられることができればよい。ごく微量の残留農薬分析ができるくらいだから、やる気の問題。簡易根ジラミ試験紙などあればベスト。
3.画像診断分野:根腐れしたら胴切りして、赤腐れ部位が浸潤していない所まで患部を切り取るということは必須。しかし、切ってしまったら挿し木が接木しか救命の手段がないのでその対処をあらかじめ決めておかなければならない。接木技術をさらに啓蒙する必要がある。
このような大手術を最終的に選択したくないので、早めにサボテンドックによるMRIや超音波画像診断してくれる病院はないのか。水分がほとんどで、繊維束ぐらいしかないサボテンなら、腐った部位、コルク質になった部位の診断は容易であろう。時期によっては花芽とか新体の有無の診断も可能だろう。 刺のないものにとっては超音波診断も有効であろう。 非侵襲的診断なので、病変部の有無やその広がりを確認するために定期的行うことが出来る。脳ドック、メタボ診断時に、身体の脇にサボテンが置けて、同時診断してくれる専門医などいたらもうけもの。
4.遺伝子解析:ギムノカリキウム属などは雑交配によって純系が少なくなってきている。皆さんのサボテンがどのようなルーツ、血統なのか遺伝的背景を知りたくありませんか。仰々しく、混乱の元になる和名ではなく、学名で遺伝子診断書を発行してくれる分析機関はあるのか。
サボテンはその地方、土地ごとで独自の進化を遂げている。花の形などで属を分類するのではなく、遺伝子から見たサボテン科の進化の歴史、分類、各属の系統樹を見たい。地方の貴重なサボテンの保護にも役立つ。そんな資料はありませんか。
ロビビア属のサボテン白麗丸が腐ってしまった。
春の植え替え時、根が少なく、長く伸びた主根が根腐れしていたので根際まで切って植えつけていました。
今週、鉢を動かした拍子にグラと傾いた。
根元は褐色。果物ナイフで切ったら赤腐れ。かなり上部まで褐色の繊維束伸びていた。
切っても切っても生長点近くまで伸びていたので、途中で褐色の繊維束を引き抜いた。
以外に簡単に引き抜くことができた。
昨年カイガラムシなどの被害にあっても生長したが、そういえば元気に生長したというほどでもなかった。
上部まで胴切りされた白麗丸は短毛丸の子を台木として接木をした。
繊維束の大きさに差があったことと、台木の短毛丸は硬く、まだ十分生長を開始していなかったので、接木がうまくいくかは自信が無い。
サボテンの花が咲く時期、黄色い花を期待していた白麗丸を腐らせてしまったことは大変残念。
*写真は赤腐れしてしまったサボテン白麗丸の切断断面。ロビビア属の栽培記録は"カテゴリー、サボ・ロビビア属”にまとめてあります。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると大きくなります。
サボテンのフェロカクタス属は春先、刺座から蜜を分泌することは良く知られています。私の緋翔竜や真珠もこの時期、甘い蜜を分泌し、蟻が寄って来ています。
緋翔竜では、黄色い蜜嚢のような突起物が刺座上部から3mmほど飛び出て、その頂点から透明な蜜が出ていた(写真参照)。なお、突起物の大きさには差がある。
突起物は数日後、萎れだして硬くなり、そのまま残った。
レコンテ玉、竜眼の古い刺座にも、この小突起物があった。今までは未発達の刺そのものと思っていた。
一方、真珠は刺座の上部に穴があって、そこから蜜が分泌しており、緋翔竜のような小突起は見当たらなかった。
フェロカクタス属を数多く観察したわけではないが、蜜の出方に違いがあり、分泌部位の小突起物(残渣)が刺の一部のように残るということがわかりました。
デンドロビウム、オンシジウム、セロジネなどの蘭も、花の付け根から透明な蜜を分泌しました。ランやフェロカクタス属の蜜の糖類は同じものだろうか?興味はつきない。
*添付写真は緋翔竜の刺座から発生した小突起(蜜嚢?)から蜜が分泌している状態。フェロカクタス属の栽培記録は”カテゴリー、サボ・フェロカクタス属”にまとめております。興味ある方はどうぞ。
アカントカリキウム属のサボテン紫盛丸(シセイマル、Acanthocalycium spiniflorm var. violaceum)を購入して3年目、やっと花芽が発生しました。
写真には2cmと0.5cmほどの蕾が2個ずつ写っています。
有刺萼サボテン属ともいうらしいが、花筒の形態はそのものズバリ。
花色はピンク、すみれ色、青味がかった紫、藤紫などらしい。
薄緑の肌や黄緑色の長い刺との対比が楽しみです。
*なお紫盛丸はウニサボテンに分類されていたりしており、丈夫なサボテン。「サボテン・多肉植物 ポケット事典 平尾博 児玉永吉編 NHK出版」には花の美しいサボテンに分類。また「サボテン100種 奥一著 鶴書房」にも見どころは、"作り易く花もよいところ"としている。画像はクリックすると大きくなります。
ラン(蘭)のパフィオペディルムが今年も薄紫の花を咲かせてきました。
今はミズゴケが乾燥しないようチェックしています。
この斑入り葉のパフィオは植え替えしていないのに、年々、大きな株になってきました。
濃赤紫の長い花弁ペダルが特徴的なベレニス(Paph..Berenice.)の方も2輪咲いています。開花から一ヶ月経ちますが まだまだ元気。
冬の間、室内ビニール温室内にあった胡蝶蘭、デンドロ、ミニカトレア達は植え替えられて、もう屋外に置きっ放し状態。
最後になったパフィオペディルムの花が終わると、半年振りにビニール温室を取り払うことが出来ます。
*蘭の栽培記録は”カテゴリー、ラン・蘭”にまとめております。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると大きくなります。
ロビビア属のサボテン・マイラナが今年も大きな黄色い花を咲かせてきました。
自分の体より、大きな漏斗状の花。今年の花色はオレンジ色が濃い。
小さな蕾はまだ10個ほどあり、群生している子にも花芽がついている。
これから順番に咲き続けるだろう
昨春、植え替え時に少し伸びていた新根に、根ジラミが吸い付いていましたが、オルトラン顆粒を蒔いていたので、今年は1匹もいませんでした。
やはり、花サボテンが咲いてくれると、元気になりますね~。
*マイラナなどのロビビア属の栽培記録は”カテゴリー、サボ・ロビビア属”にまとめております。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると大きくなります。
南米スリナムの記念切手、オランダ領からの自治権獲得5年目(1959年)の切手中央に描かれている3種の植物を眺めて。
右中央に柱サボテンがオランダ領アンティルのシンボルとして描かれている。
オランダ領アンティルとは? カリブ海に浮かぶオランダ海外領の島。この国発行の切手をみると確かに柱サボテンも描かれている。オランダ領アンティルに編入していたアルバの切手も見ると、海岸に群生している柱サボテンを魅力的な特徴ある風景として紹介している。
グーグルアースで眺めてみると、アルバ島ArubaのHooiberg(*1)やボネール島Bonaireのワシントン・スラグバイ国立公園(*2)では枝分かれした巨大な柱サボテンやイグアナとのツーショット、柱サボテンのフェンス等を見つけた。またキュラソー 島Curacaoでもクリストフィールバーク国立公園(*3)などで柱サボテンを見ることが出来た。
これらの島に自生している柱サボテンはStenocereus(Lemaireocereus) griseus, Subpilocereus repandus, Pilospcereus(Cephalocereus) lanuginosus。
先にベネズエラ1983年発行の南アメリカ大陸発見400年記念切手を紹介しました。オランダ領アンティルの位置はべネズエラ沖でもあり、コロンブスも見たであろうハシラサボテンを連想してしまいました。
サボテンのうち団扇サボテンはメキシコ、マルタの国旗、国章に取り上げられ、メロカクタスではTurks Head Cactusがイギリス領タークス・カイコス諸島、そしてハシラサボテンがオランダ領アンティルで国のシンボルとなっていることがわかりました。
オランダ領アンティルに自生している柱サボテンの写真は下記のグーグル・アースの位置を参考にしてください。
*1. 12 31'02.80"N 69 59'43.97"W
*2. 12 16'05.72"N 68 23'53.99"W
*3. 12 20'58.72"N 69 06'36.63"W
<以下は余談> 切手中央のに描かれている他の植物について。
チューリップはオランダの国花。今頃はキューケンホフの広い公園内で咲き誇っていることだろう。なお、チューリップはトルコ原産でありトルコ国花。イスタンブール・ブルーモスクでもタイルや絨毯に図案化されたチューリップを沢山見つけました。勿論土産に伝統的なチューリップ柄のタイル(鍋敷き)を購入している。
中央の赤い植物はスリナムのシンボルの花で、Hekiconia psittacorum(ヘリコニア・プシッタコルム)らしい。苞の色が赤色。
*画像はクリックすると大きくなります。ここで紹介したスリナムやアルバ、オランダ領アンティル等の西インド諸島、メキシコ、ベネズエラ、マルタ、タークス・カイコス諸島のサボテン切手は”サボテンの切手帳”をご覧下さい。
ギムノカリキウム属のサボテン新天地?の花が昨年より1ヶ月早く咲き出した。
写真の花は開花3日目。色は薄いピンク、径4cmほどのつぼ型。中央に柱頭が見えている。
私の新天地?は実生3兄弟ですが、姿、大きさ、刺の出方や数、花の色などが微妙に異なっている。写真はピンクが一番濃い花。
新天地の花色では「原色シャボテン 平尾 秀一著 加島書店 昭和38年」に、くすんだ桃又は酔白色という記述がある。
そういえばそうだ。
ほんのりピンクが注した色を酔白色というのならこの花はピッタシと感じた。
*画像はクリックすると大きくなります。新天地などのギムノカリキウム属のサボテンの栽培記録はカテゴリー、”サボ・ギムノカリキウム属”に投稿しております。興味ある方はどうぞ。
ギムノカリキウム属のサボテン緋花玉が赤黒い花を咲かせてきました
生長部の肌が褐色に一部変色し、また下部も濃緑色の肌が薄くなってしまいました
根の一部が赤腐れしていたので、その影響かもしれない
他の蕾も大きくなってきていますが、まだ吸水はしていない
他のギムノカリキウムも同様に蕾は大きくなってきているが、吸水はまだ
古株になると、ちょっとしたことでも心配になる
早く生長開始してくれないかな~
*画像はクリックすると大きくなります。ギムノカリキウム属のサボテンの栽培記録はカテゴリー、”サボ・ギムノカリキウム属”にまとめております。興味ある方はどうぞ。
フェロカクタス属のサボテン、真珠やレコンテ玉の刺座上の蜜腺から、透明な蜜が出てきました。
蜜はべとべとして刺を汚すし、蟻が寄ってきてすす病などの病気を媒介するので、歯ブラシで洗い流したりしています。
こんな厄介な蜜ですが、その出方の様子は、私の数少ないフェロカクタス属のサボテンでも違いが見られています。
白刺金鵄玉は蜜を出さずに元気良く生長している。
黄色い花が咲き終わった緋翔竜では、刺座から2mm程度の蜜嚢のようなものが出てきています。
もう甘いのが判るのか写真のように蟻がたかって、この袋をかじっています。
どうなるか時々、上から眺めています。
*画像はクリックすると大きくなります。フェロカクタス属のサボテンの栽培記録はカテゴリー、サボ・フェロカクタス属”にまとめております。興味ある方はどうぞ。”