切手:サボテンフェンス
ハシラサボテンをフェンスとして利用している風景を、オランダ領アルバAruba発行の切手から見つけました。カリブ海にあるアルバ島の約18%を占めるArikok National Parkの一風景を描いたものです。
伝統的な白壁の農家(Cunucu Cas di Torto)を柱サボテンのフェンス(Trankera)が囲っている。サボテンフェンスの頂上には鳥が止まっていたり、外には野生化したヤギや団扇サボテン、花の咲いているアロエ等も描かれています。
このアルバ島には柱サボテンが自生しており、これを農業用フェンスとして活用したものです。切りそろえたサボテンを植えつければすぐ生え揃うということのようです。切手では物足りないという方は、グーグルアースで下記位置*1に飛んでみると、切手のような風景を眺めることが出来ます。隣のオランダ領アンティルのボネール島でもサボテンをフェンスとして利用していた*2。
サボテンを農業用フェンスとして利用することは、過去にパレスチナやオーストラリアでウチワサボテンの例がありました。柱サボテンや有刺多肉植物を梁、垣根として利用することは、形状から当然ありえます。
地方のなんら変哲も無い景色ですが、今では保存したい心の風景となり、切手にデザインされたのだろう。
*1) Cunucu Arikokの位置・・・ 12 30'28.09"N 69 56'528.41"W
*2) Bonaire島のサボテンフェンスの位置・・・ 12 14'09.55"N 68 19'01.63"W
*アルバや西インド諸島で発行されたサボテン切手は”サボテンの切手帳”にまとめております。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると大きくなります。
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