オーストラリア切手:フクロアリクイ
NHKテレビ”ダーウィンが来た 生き物新伝説”で採り上げられた、オーストラリアの珍獣フクロアリクイの生態を興味深く観ました。
フクロアリクイは、西オーストラリラ州、ドライヤンドラのユウカリの森に住む袋のない有袋類。体には横縞模様があり、体長は20cmほど。シマリスのようなふさふさした尻尾を立てて機敏に動く姿は大変可愛らしいものでした。
ガストロロビウムという有毒植物により、外来動物から守られている絶滅危惧種。1980年代には外来キツネの被害により生息地が縮小して300匹程になったが、現在はパース動物園の人工繁殖などの努力で、1500匹。
添付のフクロアリクイBanded Anteaterの1959~1964年の発行のオーストラリア切手のデザインを改めて見ると、上方の餌を捕まえるため切り株に足を立て、舌を長く伸ばしている。また大きな尻尾はだらしなく垂れ下がっている。
しかし映像のフクロアリクイは昼間、地中浅いところに出てくるシロアリを探し出し、舌を1秒間に10回ほど出し入れして、1日に2万匹も食べていた。
今回、生きた姿の映像を見たことにより、この切手デザインの限界も判りました。
*オーストラリアの有袋類の切手は”オーストラリア切手帳、有袋類”にまとめております。興味ある方はどうぞ。
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