巨樹バオバブの写真集
マダガスカルではレニアラ(森のお母さん)と呼ばれ、屋根材・壁材、ロープ、薬、食料油、容器等多目的に活用されている多肉植物・バオバブBAOBABの写真集を図書館から借りてきた。
「地球遺産 巨樹バオバブ BAOBAB 写真 吉田繁 講談社」にはマダガスカルやアフリカ、オーストラリアの大地にしっかりと根を下ろした巨木バオバブの多数の写真と説明が載っていた。写真一枚、一枚に納まりきれないほどの迫力があった。
八種のバオバブが生育しているマダカスカルでは、青空や夕日に映え、樹幹を広げた赤褐色・円柱形のバオバブ(Adansonia grandidieri、グランディディエリ)、ずんぐりむっくりのバオバブ、徳利形のバオバブ(Fony,フニー)などを遠くから眺め、あるいは近くでは仰ぎ見ることが出来た。その素直に撮った写真から、精霊が宿っているような感じを受けました。
アフリカ大陸のサバンナに生え、ゾウとカミナリが苦手なバオバブ(Digitata、ディギタータ)。それらの幹周りの大きさ(最大45.1m)と荒々しい根元には圧倒されました。
オーストラリア北西部キンバリー地区に点在するバオブは、一種(グレゴリー、Gregorii)なのに、その樹形は千差万別。双葉が繁茂した姿も新鮮で魅力的。1800年代、幹の中に囚人を閉じ込め牢屋として使っていたバオブ(Boab prison tree)は、今はダービー町のシンボルとなっているそうだ。
幹や枝ぶり、樹皮、花、果実など種類ごとに違うのは当然ですが、みんな個性的で、思わず感嘆。
静かにたたずんでいるバオバブの写真集を眺めていると、大変心が落ち着き、暑さを忘れそうでした
<追記>マダガスカルのバオバブのグーグルアース上の位置は9月4日の記事参照してください。
*バオバブの切手は”多肉植物の切手帳”に何枚か掲載しております。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると拡大します。。
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