バオバブのことが判る本
森の母・バオバブの生態に関する本を図書館で借りて一気に読んだ。
現地住民とバオバブとのつながりを映した写真は、観光写真と違い、簡潔明瞭な説明とともに大変説得力がありました。長年現地調査を積み重ねた結果なのだろう。
① バオバブ ーゴンドワナからのメッセージー 近藤典生編 信山社
② 森の母 バオバブの危機 湯浅浩史 日本放送出版協会
バオバブの種類ごとの生態(自生地、幹、花、果実、種子、根、葉、学名など)や住民とのつながり、歴史を知りたければ、まずこの本を読まなければならない。読めば全てが分ったという感じがします。
さらに、題字にもあるように、開墾、灌漑水田、暴風などの自然破壊の危機が迫っている現在の状況が理解できました。
マダガスカル西部ムルンダヴァのグランディディエリー並木の傍に円形の畑をグーグルアースで見ることが出来ます。これはバオバブ林を切り開いて出来たサトウキビ畑であること、またサイザルアサの畑やウチワサボテンによっても生態系が脅かされていることも知りました。
倒れて3年、朽ちて跡形も無くなるバオバブの姿は痛ましいですが、生長の早い若木の植樹も行なわれていることは救いでした。
またオーストラリア・バオバブAdansonia gregorii果実のアート民芸品や、通貨や切手の図案になったバオバブなどの一般的話題も豊富で、楽しめました。
*バオバブの本については”カテゴリー、書籍・雑誌”に投稿しています。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると拡大します。
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