イエメンのラクダ切手
サウジアラビア半島の端、イエメンのラクダ切手に描かれているウチワサボテンについて。
添付写真は南イエメン人民共和国時代1970年に発行された三角切手です。
更に、付け加えたような緑の植物が2株。奥の木は刺も描かれているウチワサボテンであった。手前は何?Euphorbia・・・?
ところでイエメンにウチワサボテンは自生しているのだろうか?
Opuntia ficus indica,と刺なしOpuntia ficus indica var.inermis, Opuntia dilleniiの3種が自生あるいは栽培されているようだ。
Opuntia ficus indicaはオスマン帝国の支配時代に持ち込まれ、Turkish figともよばれていて、これらの黄色や紫の実を食用に供しているようです
トルコ観光時、地中海沿岸のペルゲ遺跡で赤紫の実をつけたウチワサボテンを見かけたので、これらの仲間かな。
さて、グーグルアースで自生状態の写真が掲載されているか、チェックしました。
1。 断崖の住居とウチワサボテン:
① 15 29'55.20"N 43 55'43.67"E
② 15 44'12.28"N 43 37'41.10"E
2.道端のウチワサボテンと黒服アバヤの女性:15 41'35.23"N 43 35'47.39"E
3。番外 ソマリア沖の海賊が出そうな 2008年世界遺産ソコトラ島Socotraの植物:
竜血樹(Dragon tree, Dracaena cinnabari)の林:
12 29'45.29"N 54 00'00.17"E
花が咲いた砂漠のバラ(Adeniumu obsesum ):
12 31'04.32"N 54 01'05.63"E
キノコあるいは傘状の竜血樹の姿は必見の価値あり。興味ある方はグーグルアースを起動させて、上記位置で検索してみてください。
*サボテン、多肉植物の切手については”カテゴリー、サボテン・多肉植物:切手”にまとめております。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると拡大します。
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イチジクの実に似ているのでfigの名で呼ばれているのですね、納得。
投稿: cooパパ | 2009年6月13日 (土) 10時07分
コメントありがとうございます。
たしかに。
昨日、食品売り場の熟した紫色のイチジク美味しそうでしたが、結構な値段でした。、
投稿: さぼらん | 2009年6月13日 (土) 11時04分