マツカナ属自生地の地図切手
マツカナ属のサボテンMatucana madisoniorum奇仙玉と、その自生地Baguaを示した地図切手について。
そのペルー切手には赤い花が咲いた奇仙玉と自生地、ペルー共和国Amazonas州のBagua北東部、が切手右側の地図に表示されています。
サボテン本で調べたら、この奇仙玉は,この狭い地域にしか自生していず、しかも乱獲にあっているようだ。
更に150km程、マラニヨン川上流のカハマルカ州バルサス村Balsasも Matucana krahnii, M. formosa, M. weberbaueriなどの自生地と知りました。
さて、ペルーのサボテン、マツカナ属の自生地を示した珍しい地図切手だ、勉強になったと思っていたら、とんでもないニュースが配信されてきた。
ペルー共和国アマソナス州、バグア近郊でアマゾン地域開発(熱帯雨林での木材伐採や石油開発など)をめぐって先住民と警察が衝突し、緊張状態にあるようだ。
衛星写真で見ると奥深いアマゾン山中の盆地ですが、その周辺に自生するマツカナや受粉を媒介するハチドリなどにも開発の危機が迫っているなと、ニュースの脇読みをしてしまった。
*画像はクリックすると拡大します。ペルーの各種サボテンの切手については”サボテンの切手帳”にまとめております。興味ある方はどうぞ。このブログ内のキーワード検索は画面右下にあります。
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乱獲と開発で犠牲になるのはいつも物言わぬ弱い者達ですね。
むやみやたらと現地球をありがたがるのは、慎みたいものです。
投稿: queiiti | 2009年6月11日 (木) 22時24分
本当に、まだ未発見の動植物が沢山あるはずだし、自生地の環境保護という観点は当然欠如。希少種の実生栽培に力を入れなくては・・・(私の技術がグーンと向上すれば)
投稿: さぼらん | 2009年6月11日 (木) 23時04分