ベネズエラの砂漠に大サボテン
南米ベネズエラ、ファルコン州の砂漠には大サボテンが生えているらしい。
その様子を描いた添付の切手は、スコットカタログによると"Giant cactus and desert, Falcon"となっていた(1969年発行)。
ユネスコ世界遺産の州都コロCoroの周りには砂丘が広がっていた。カリブ海に面している海岸砂丘のようだ。
切手のような砂紋がある所では、それらしきものは見つけることはできなかったが、草木が疎らに生えている林に、大きな柱サボテンを写したPanoramioを見つけた。
さらに、その写真を良く見ると根元にウチワサボテンが生えていた。
なんと切手のハシラサボテンの傍にも、ウチワサボテンらしきものが小さく描かれているではないか!
ハシラサボテンの属名、種名など判れば、また興味は倍加するだろうけれど・・・しかし、ヒントはあった。
カリブ海の向こうはオランダ領アンティル諸島(キュラソー島、ボネール島)とアルバ島。
この地域で発行されたサボテン切手で、ベネズエラに自生している柱サボテンはCepharocereus lanuginosus(Pilosocereus lanuginosus)、Lemaireocereus griseus(Stenocereus griseus)、Cereus hexagonus。これらのどれか?
ウチワサボテンはOpuntia wentiana(Opuntia caracassana)かもしれない。
現物を見たわけでないので、もうこれぐらいで止める。
*ファルコン州の大サボテンの位置: 11 26'54.23"N 69 39'29.26"W
*ベネズエラのサボテンについての切手は”サボテンの切手帳”にまとめております。興味ある方はどうぞ。画像はクリックすると拡大します。このブログ内のキーワード検索は画面右下にあります。
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見てみました。ベネズエラにも砂漠があったんですねえ。
ついでに海岸線を行ってみたら、1箇所サボテンを見つけましたよ。
投稿: queiiti | 2009年6月21日 (日) 09時20分
ベネズエラの天橋立まで行かれたのですね。
それにしても世界遺産のコロ市の街並みはカラフルですね。
投稿: さぼらん | 2009年6月21日 (日) 12時26分