綿毛の構造 ホロンベンセ
パキポのホロンベンセ実生苗の花芽は、新葉や新刺に囲まれた花芽が僅かずつ伸びています。
そこでチョット失礼、生長部付近の綿毛をサンプリングしました。
この綿毛を顕微鏡観察したら、やはり、これも添付画像のように節のある構造でした。
竹のような真直ぐな綿毛と扁平な紐状の綿毛、2形態をみることができました。
後者は金鯱、兜、デフューサ、象牙丸など各種サボテンの綿毛形態と一致していました。
今回の竹のような膨らんだ構造は初観察。1日放置した試料は、全て扁平でねじれた綿毛となっていましたので、この竹の子様綿毛は発生初期の姿を反映しているものと推測できました。
綿毛は竹の子のように発生した後、水分の蒸発とともにつぶれて、風や水によって節から折れだし、粉々となって飛散していくという変遷を想像してます。
*縮小画像はクリックすると拡大します。 サボテンの綿毛の顕微鏡写真例はこちら。
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