Saint-Louisのバオバブ
Saint-Louisはセントルイスではなくサンルイ。セネガル北西部、セネガル川の河口にある都市です。1659年フランス人によって建設され、フランス領西アフリカの首都としても栄え、
植民地時代の歴史的建造物が残っているとして世界遺産に登録されています。
添付の切手は1959年12月11日、マリ連邦から(当時のスーダン共和国とセネガル共和国が合併)、サンルイ建設300年記念として発行されたものです。
女性の背景に、ムスタファ・マリク・ゲー橋と結ばれているサンルイ島や砂州の鳥瞰図や建物、そしてセネガルを代表するバオバブの樹が描かれています。
それではとグーグルアースで訪れると、花が終わって実になりつつあるバオバブ(Adansonia digitata)を街角で見つけることができました(位置:16 2'11.67"N 16 30'17.01"W)。
バオバブの白い花は時間がたつと赤茶色になるんですね。
ところでサン=テグジュペリは、ここを訪れて星の王子様を書いたようです。ひょとしてこの樹も見たかもしれません。
なお、マリ連邦は翌1960年6月フランスから独立しましたが、すぐセネガル共和国(1960年8月)とマリ共和国(1960年9月)に分裂した消滅国家です。
そして現在、ご存じのようにイスラム過激派が支配するマリ共和国北部ではフランスが軍事行動を起こしており、ユネスコは北部の世界遺産トンブクトゥなどの保護を各勢力に呼びかけています。
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