レブチアの実と刺
レブチアの実に刺が出るものもあることを知りました。
レブチアRebutia spec. KK1517 'residua n.n'、実生3年目で濃淡のある桃色花が群開してきました。この濃淡が良い花です。
その結果、果実もたくさん。その切り落とした果実に刺です(下写真の中央の実)。
その刺を顕微鏡で覗くと、基部に一般的な綿毛構造物も見つかりましたが、鋭い刺は短い枝がついた特徴的な構造をしていました。あえて言えばフェロ真珠の蕾の毛に近いかも。なお、レブチア本体の刺には短い枝はついていません。
傍らの綿毛の節部位に、同じような突起物が写っており、刺はこのような綿毛の真っ直な集合体かもしれない。ウチワの芒刺のような逆針構造でもありませんが、皮膚に突き刺さりますので注意。
また、綿毛ばかり見えたレブチア・ピグマエア、例えばRebutia pygmaea 'haagei' v. canacruzensis WR642の実(上写真の左端)にも、同じ構造の刺が混じっていました。
ミクロの世界、同じように見えても違う。驚かされました。
さあ、実のつかないレブチア(例えばマルソネリ、偉宝丸、パープレクサ)の花殻処理もしなければ。
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