”鮎壺の滝”と魚の雑談
伊豆半島ジオサイト”鮎壺の滝”のマニアックな話題、それも滝壺にいる魚について。
この滝つぼに鮎が群集していたので、そう呼称された(大正三年 長泉村沿革誌より)というのは、狩野川水系・黄瀬川なので納得していますが・・・
現在いる魚は・・・といっても、? なので、魚に関する雑学です。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・
昭和29年4月26日、「七人の侍」(黒澤明監督)が封切られました。
戦いの前、侍たちが集落へ行く途中・・・・・・菊千代(三船敏郎)が滝壺に潜って、魚を捕まえるシーンがありますが、その撮影場所が”鮎壺の滝”
滝上では六人の侍と百姓達がにぎり飯を食べながら、様子を伺っています。
・・・で、手づかみした魚は?
う~ん、何回ビデオを見ても鯉ではないし、鮎でもなさそうだが・・・ 戦国時代の清流に住む魚・・・やはり鮎と思いたい。
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
タモ網を肩にかけ、竿は右手方向に長くのびている・・・鮎釣り?が一番似合っている。
こんな風景良いな~
★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
それから30年後に発行(昭和58年、1983年)された絵はがき「入選写真集 沼津新八景」の一枚。
タイトルは”銀鱗跳ねるあいつぼの瀧”。
真っ白い富士山ゆえ鮎ではないが・・・跳ねる姿、見たかったな~、そうありたいな~
なお、三資料とも右側の滝口と滝壺になります。
以上
ジオサイトの資料調査?いや雑談のネタ報告でした。
現在、つり橋からは大きな鯉がたむろしているのが見えますが、鵜やカワセミが捕まえる小魚を是非とも見たいものです。
* 鮎壺の滝の前回記事(大正天皇と富士見の瀧)は、こちら。
*<追記> その他、魚に関する話題
1.駿河志料(文久元年、1861年)には、遡上できず滝壺に鮎が群集しているので、鮎壺と呼称していると記述されている。
2.昭和44年5月下旬、滝壺でマス釣り大会が開催された(広報ながいずみより)


« リトープス アミコルム 分頭したけど、大丈夫? | トップページ | プレイオスピロス 実生三か月 »
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- ”鮎壺の滝” 直下の露岩に矢跡(2021.04.08)
- イスラエルのデーツ切手(2019.02.12)
- エスワティニのアロエ マルロシー(2019.01.16)
- ”鮎壺の滝”と魚の雑談(2018.12.21)
- メキシコ オアハカのサボテンとマゲイ(2018.12.17)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- ケイリドプシスの花の秘密!を楽しむ(2022.04.26)
- 夏の赤花アルストニーの姿(2021.07.13)
- ナミビアのリトープス冊子(2020.12.26)
- ケイリドプシス ペクリアリス、寒くなって昨夜発芽(2020.10.18)
- コノ カルクルスの透明な薄皮(2020.07.25)
「伊豆半島ジオパーク」カテゴリの記事
- 河原のハヤブサ(2023.01.22)
- カワガラス 鮎壺の滝で巣作り中(2023.01.13)
- 野草コバノタツナミソウ 真冬に一輪開花(2023.01.02)
- 冬鳥ハシビロガモ 初飛来(2022.12.30)
- コガモ やっと来所(2022.12.23)
「鮎壺の滝」カテゴリの記事
- 鮎壺の滝と国際宇宙ステーション(2)(2022.12.08)
- 文化祭に”鮎壺の滝の恵み”を報告(2022.11.08)
- ”鮎壺の滝”の中州形成(2022.08.03)
- 沼津公園内の市営水族館のこと(2022.05.14)
- 鮎壺の滝で、国際宇宙ステーションを撮る (第一歩)(2022.05.05)
「鮎壺の滝・動植物」カテゴリの記事
- 河原のハヤブサ(2023.01.22)
- カワガラス 鮎壺の滝で巣作り中(2023.01.13)
- 野草コバノタツナミソウ 真冬に一輪開花(2023.01.02)
- 冬鳥ハシビロガモ 初飛来(2022.12.30)
- コガモ やっと来所(2022.12.23)
「鮎壺の滝・歴史」カテゴリの記事
- 公園工事で防空壕現れた(2022.11.29)
- 沼津公園内の市営水族館のこと(2022.05.14)
- 愛鷹水神社の滝行人物(2022.02.05)
- 絵はがき・富士十勝の”鮎壺の瀧”(2021.10.03)
- ”鮎壺の滝”で、矢穴とイソシギ(2021.07.22)
コメント