”鮎壺の滝”と魚の雑談
伊豆半島ジオサイト”鮎壺の滝”のマニアックな話題、それも滝壺にいる魚について。
この滝つぼに鮎が群集していたので、そう呼称された(大正三年 長泉村沿革誌より)というのは、狩野川水系・黄瀬川なので納得していますが・・・
現在いる魚は・・・といっても、? なので、魚に関する雑学です。
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昭和29年4月26日、「七人の侍」(黒澤明監督)が封切られました。
戦いの前、侍たちが集落へ行く途中・・・・・・菊千代(三船敏郎)が滝壺に潜って、魚を捕まえるシーンがありますが、その撮影場所が”鮎壺の滝”
滝上では六人の侍と百姓達がにぎり飯を食べながら、様子を伺っています。
・・・で、手づかみした魚は?
「映画情報(国際情報社、1953年9月)」のコラム・スタジオ冗談風景「コイはつらいもんじゃワイ」では、鯉に何回も逃げられ、足りなくなって買いに行ったとの裏話。
う~ん、何回ビデオを見ても鯉ではないし、鮎でもなさそうだが・・・ 戦国時代の清流に住む魚・・・やはり鮎と思いたい。
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上のパンフレット「ぬまづ」(昭和29年3月発行、沼津市)には、鮎壺の滝と釣り人が掲載されていました!
タモ網を肩にかけ、竿は右手方向に長くのびている・・・鮎釣り?が一番似合っている。
こんな風景良いな~
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それから30年後に発行(昭和58年、1983年)された絵はがき「入選写真集 沼津新八景」の一枚。
タイトルは”銀鱗跳ねるあいつぼの瀧”。
真っ白い富士山ゆえ鮎ではないが・・・跳ねる姿、見たかったな~、そうありたいな~
なお、三資料とも右側の滝口と滝壺になります。
以上
ジオサイトの資料調査?いや雑談のネタ報告でした。
現在、つり橋からは大きな鯉がたむろしているのが見えますが、鵜やカワセミが捕まえる小魚を是非とも見たいものです。
* 鮎壺の滝の前回記事(大正天皇と富士見の瀧)は、こちら。


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