”冨士山北口全図”の富士見の滝
マニアックな地元ネタです。私は伊豆半島ジオパークの一サイト、”鮎壺の滝”の古い記録(本、写真、絵はがき、地図など)の掘り起こし作業を継続しています。
今回、明治34年7月10日(1901年)発行の古地図「富士山北口全図、中村月嶺著」に、鮎壺の滝の別称”冨士見ノ瀧”が名所旧跡として表示されていることを確認しました。私の知る限り一番古い(最初)地図となります。
この時代は、東海道線三島駅の開設, 伊豆方面への豆相鉄道(現伊豆箱根鉄道)の開業(明治31年6月)、旅行案内書「沼津繁昌記・沼津の華」(明治34年10月発行)も出版され、首都圏からの観光が活発になってきた頃です。
添付画像は全図中の参考図 ”富士山里程略図”、赤丸部分が”冨士見ノ瀧”(クリックで少し大きくなります)。
東京から富士山頂上への里程案内に、佐野ノ瀧(現五竜の滝)や白糸瀧とともに図示されていたことは、地元民として嬉しいものです。
その他、鉄道馬車とか富士八湖(現在の五湖と明見湖、志比礼湖、泉瑞)など120年前の時代背景を知る楽しみも、多々ありました。
以上
地元名勝の、人との関りの歴史を知る貴重な資料となりました。
* 鮎壺の滝の前回記事(絵葉書)は、こちら。
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