牧堰上下流部でカジカガエルの鳴き声を聴く
二年前の豪雨により破壊された黄瀬川堤防工事も完了し、取り付け道路の撤収のみとなってきました。
これで住民の安全は確保されたし、野鳥もまた戻ってくるのではないかな。
さて、堤防の遊歩道を散歩していると、偶に川の方からコロコロと涼しげな鳴き声が聞こえてきます。
カジカガエルの鳴き声、そのものであった。清流のカエルがここに・・・、嬉しくなった。
そこで、思い出したのが、「沼津雑誌、岩城魁編 明治16年6月発行」, 藍壺潭(あいつぼたん)の次、牧堰の項に”・・・堰中渓蛙多。春夏交。貼水石而鳴。其音琅々有餘響。・・・邦人指渓蛙為河鹿。・・・”。
昔から河鹿蛙が沢山住みついていることで知られていたようだ。
聞こえてきた場所は、”鮎壺の滝”の上流部で、牧堰を挟んだ上下流域。
なるほどねと、ガッテンしました。
*鳴き声を録音しましたが、アップできず残念。
<追記> 百年前の案内書では、鮎壺の滝での河鹿について記述されていた。
「沼津案内 附三島附近名勝、清水正修著、蘭契社 大正八年」の”藍壺の瀧”の項には「・・・特に夏期には河鹿が鳴き。秋には紅葉が照り栄えて、幽邃閑雅である」と記述されていました。
ということは、滝傍・三島園で旦那衆は酒を嗜み、富士を眺め、カジカの鳴き声を聴く・・・絵になります。
*画像はクリックで拡大します。
*ご訪問ありがとうございました。
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